過疎地

思いつくままにつらつらと

くにくに

こんにちはかみつです。

本日は渋谷にあるBUNJAMURAで開催中の「わたしたちの国芳 わたしたちの国貞」を観てきました。

やっぱり国芳すきだわ

国貞ももちろんよかったですが、国芳の着物の柄の細かさ!鳥肌ものでした。
国芳の着物の柄だけを集めた和紙とか発売されないかな。即 買うのに。

たまたまチケットカウンターの手前で、「わたし絵がわからないし、もう観に来ないから」というおばさまにチケットをいただき、無料で入場できました。おばさまありがとう。おかげでわたしは手ぬぐいを一枚とポストカードを購入できましたよ。

かみつ は しょじきん が ゼロ に なった !▼


しかしすさまじい混み具合。今日はもう予定もないので、列にきっちりならび、きっちり最前列で観てきました。

みんな、ちゃんと絵から離れよう

ちゃんと線が引かれてるんだからさ!!!
頭の影が映ってよく見えないだろうが!!!


それはともかく。
期間限定で撮影可能コーナーができてました。すごーい。
スマホで撮ったからどうこうするわけでもないし撮れるのは国貞だけだったので、一枚しか撮影しませんでしたが、いい試みだと思いました。

美術館はちょいちょい行くのでそのたび図録を買うと、お金と保管場所がなくなってしまうので買わないようにしてるのですが、今回はちょっと惜しかったなあ。
今度国芳の画集みたいなの買おう。


唯一撮影した一枚。青でこれだけいろんないろを表現できるのはほんとすごい!
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さいごに

原宿こわい

夢ってなんだろうか

こんばんはかみつです

今の職場で働き始めて1年半、漠然と、やめたいなあという思いがあります。

元々は違う部署を希望していましたが、いろいろあって今は事務をしています。
ほんとうはやりたいことがあって、いずれやれるかもと言われて入社。
でもはたらくと、いろんなことが見えるじゃないですか。
希望していた部署のいいところ、悪いところ、自分ができること、不足しているもの。

このままでいいのかな、と思います。

希望の部署ではたらけていない現状にも、夢を目指す自分にも。

隣ではたらく先輩は、生きるためにはたらいています。家族を養うために、はたらいています。
わたしがあれこれはたらくことや夢について、甘えた持論で弱音を吐いても受け答えがブレないのは、生きるためにはたらいているからです。はたらかなくては生きていけないから、「はたらいて」いるのです。

夢を持つこと自体がいいとか悪いとか、判断することではないと思います。
わたしは、将来の夢として、はたらきたいものがあったわけではありません。なりたかったのではなく、そうすることで生きていきたかったのです。屁理屈をこねているだけに見えるかもしれませんが、夢と生きることがイコールでありたかったのです。

こんなところでこんな仕事している場合じゃないと焦ります。でもこんな仕事で先輩はお金を稼いで生活しています。わたしもそうして生きています。

夢があることが立派で、その夢を叶えるのが立派で、きらきら輝いて生きていることが立派だというのもわかります。
でも生きるために地道にはたらくことも立派だと思います。

やりたかったことはこんなことじゃないと嘆きます。でも今の仕事が一人前にできていないのに次へは行けないと嘆きます。人生は短いと嘆きます。

自分を正当化して慰めます。


失敗したくありません。
恥をかきたくありません。
苦労したくありません。
間違えたくありません。
悩みたくありません。

達成とか成長とか、すればするほど次が出てきます。常に高みを目指していなければならない、よりよくあろうとするのが当たり前。

だからそうではなくて済むように自分の逃げ道をつくることに必死です。

でも結局、ひとところに落ち着きます。

「で、お前は何をしたいんだ?」

ここまで苦しくて涙がこぼれる自問は他にありません。

結局失敗して、恥をかいて、苦労して、間違えて、悩んでいくんだろうなあと思うと、なんで生きてるのかわからなくなります。

有意義な人生がそんなにも偉いのでしょうか?

親の顔が見てみたい

おはようございます。かみつです。

朝から気になったこと。

電車でとある本の広告に、「どうやったらこんな立派な子どもが育つのか?」「親の顔が見てみたい!」ということばが吹き出しに書かれていました。

親の顔が見てみたいって、あきれてるときに使うものでは?

ググったら、だいたいそんな感じでした。

言いたいことはわかるんだけども。わかるからってこんな、雰囲気で押し通すことが罷り通っていいのかなあ。


論文が読みたい

こんばんは。かみつです。

シャーロック・ホームズのバスカヴィル家の犬、読み終わりました。ホームズ生まれてきてくれてありがとう!と土下座したい気持ちを抑えて、Kに本を返します。


ところで。
文学作品を10ページくらいで紹介する漫画が発売しており、ためし読みが本屋さんに置いてありました。
ひとつめの作品が梶井基次郎の『檸檬』。それを読んだKが一言、

「で、結局檸檬って何なの?」

何なの?って何なの???

わたしとしては、鬱蒼とした気分や世界感の中で描かれる檸檬の黄色の鮮やかさとか、それを爆弾に見立てることで、自分のこれまでの世界が壊れて何かが新しくなるような、派手ではないけれど、どこか救われるような作品の認識だったんですが。

何なの?って聞かれて、「あっこれって解説必要なやつ」と感じた次第です。

国文学をやっていた身なのに梶井基次郎はノータッチだったなあと思いつつ、上記の私見を述べたのですが、わかってもらえませんでした。
「その当時の檸檬って何か特別な意味あんの?」とか言われてもこっちだってわからん。

あーこれは調べたいなあと思ったものの、さてどうしたものか。

まず「梶井基次郎 檸檬」でググる。知恵袋が出てくる。同じような質問がたくさん出てくる。

アンサー「感じ方は十人十色」

だよな。 


次に「梶井基次郎 檸檬 論文」でググるCiNiiが出てくる。

読みたい論文はネットで読めない。

オープンデータがんばって!!!



最後に、近所の大学図書館を調べる。学外利用者の規約を読む。

「学外の方は利用できません。お近くの公立図書館よりお申し込みください。」

あ~大学に戻りたい!!!とっても!切実に!
気になったことも調べられない!


いろいろ事情はあるので仕方ないとは思いますが、通っていた大学は公立だったこともあり、大学図書館は誰でも利用できる図書館でした。地元の図書館の利用カードがあれば地元の方でも基本的に本も借りられるし、よく中学生や高校生が勉強しに来てました。学校祭のときは子ども向けの読み聞かせコーナーとかやってたと思う。

そりゃまあ文学作品とか日本語とか、日常生活で必要な範囲以上のことをふつうに調べる人なんていないと思うので、困る方もそう多くはないのかもしれませんが、

わたし今困ってる。猛烈に困ってる。


本当に必要なら申請でもなんでもすりゃいいんでしょうけど、調べたいときにいちいちできないよなあとぼんやり。

センスない・努力しない・頭よくないの三拍子が揃った国文学専攻だったので、大学院に行くという選択肢は夢のまた夢で、誰にも言わずに卒業しましたが、最近はぽろっとKにこぼしたりして、「行けばいいじゃん」と無責任に背中を押されています。

でもまだ諦めきれない自分がいる。研究を職業とされてる方からすれば、わたしの興味ややる気なんて趣味程度なのかもしれませんが、できることならやりたいものですね。

そんなわけで、『檸檬』を調べる日々は続きそうです。

シャーロック・ホームズ

おはようございます。かみつです。

ひと月くらい前に、シャーロック・ホームズの映画を観に行きました。
観に行きました、というより、映画館で映画が観たくて、上映中の中から選んだのがシャーロックだったんですが。

ちなみに、シャーロック・ホームズは小説を読んだこともなければドラマも映画も観たことがありませんでした。

知っているのはシャーロック・ホームズにワトソンという助手がいるということだけ。


とにもかくにも、観てきました。


シャーロック 忌まわしき花嫁




映画が始まったらおっさんが部屋の装飾語りだした。


これわたしが観るやつじゃないかも、と咄嗟に思ったのですが、おっさんめっちゃ楽しそう。これはぜひ他のも観てからまた観たいなと思いました。

あとシャーロック好きだわ。演じてたカンバーバッチもめっちゃいい。
なんかこう……色気的な……たまりませんでした。

それからモリアーティ。
シャーロックとの関係はよくわかりませんでしたが、ひとつだけわかったことがあります。

それでも町は廻っている』の森秋先生の「モリアーキー」はこれか!!!!!




Kがシャーロック・ホームズの長編小説を3冊持っていたので今借りて読んでいます。今は『バスカヴィル家の犬』。シャーロックが出てくるいいところです。

今日で読み終わるかな。楽しみ~