過疎地

思いつくままにつらつらと

本を読む

こんばんはかみつです。

あっという間に一年も三ヶ月が過ぎてしまいましたね。
新しい季節はなんだか憂鬱ですが、それなりにやっていこうと思います。


さて、本日は本の話。
最近読んだのは『無花果とムーン』桜庭一樹/角川文庫

女性作家は苦手なことが多いのですが、小川洋子さんと桜庭一樹さんだけはなぜかすきです。

いちばんすきな作家さんは小川さん。本屋さんに行っては棚の「お」のところを見て持ってない小説はないか探して片っ端から読んでいます。検索したりせず、こうやって偶然見つけるのがおもしろくて、いつもと違う本屋さんに行くのも楽しいです。でもこの話はまた今度。

先日読み終えたばかりの『無花果とムーン』。なんとなく想像できる内容でしたが、口語的な語りがすき。普段はあんまりこういう一人称で砕けたようなのは好まないのですが、桜庭さんだけはすき。なんでかなあ。


小学校のころは絵本とか童話とかを読んでいて、高学年で家の本棚にあった銀色夏生さんに惹かれました。

中学に入り、しにがみのバラッド。をはじめ、ラノベにドハマり。とくに日日日さんがだいすきで、蟲と眼球シリーズはもはやバイブルでした。今でもだいすきです。
途中で純文学に目覚め、夏目漱石を崇拝(でもたいして読んでない)。新潮文庫のプレゼントで夏目漱石の腕時計をもらったほど。『こころ』中でも先生がお嬢さんをもらうシーンがはちゃめちゃすきでした。
あと米澤穂信さんの『期間限定シリーズ』。コミック版も買いました。あのシリーズ秋で止まってますね。この辺からミステリーをかじり始め伊坂幸太郎の一時ファンになったのもこのあたりかな。
そういえばはじめて小川洋子さんを読んだのは中学でした。たくさん本を読んだ生徒は表彰してもらえるんですけど、『博士の愛した数式』はこのときいただいた本です。

高校に上がり、部活と勉強が忙しくなり、読書から離れてしまいました。どちらかといえば漫画を読んでいました。

大学では日本の文学を学んでいましたが、そうとは思えないほど本を読まない日々でした。今思えば何してたんだろ。ああでもこのときも漫画読んでたな。
谷崎潤一郎「春琴抄」、泉鏡花「外科室」、宮尾登美子「彫物」はかなりすきな3作品です。基本的にMなのかな……
卒業間際の頃は時代小説にハマっていました。葉室麟『蜩の記』から入り、これまででいちばん長いんじゃないかって小説を読んだり。

そして今に至る。
偏りはよくないなあと思って、本屋で「ジャケ買い」に挑戦するも失敗の連続です。ファンタジーがことごとくだめなのでつらい。なんで天使とか出てきちゃうかな……帯は必ずしもわたしに合った本を教えてくれるわけではないのだ……(教訓)

長くなりましたが、わたしの読書遍歴でした。今読んでいる本はびっくりするほど合わないので内緒にしておきます。




ついしん

「春琴抄」が一発で変換されないのが悲しい