過疎地

思いつくままにつらつらと

われわれはまるで息をしていないような

こんばんは、かみつです。

 

業界新聞で『なぜアマゾンは1円で本が売れるのか』という新書が紹介されていたので、先日本屋さんに行ってきました。

日本語関係の本がを冊(内3冊は同じ作者)、小川洋子さんの本を2冊見つけてしまい、計7冊を抱えてレジに並んでいました。

読みきれないほどの本を買うバカです。

いつも4、5冊平行して読んでる。

 

買った本はまず目次と「はじめに」などをざっと見ます。

で、読みたいものから読みたいように読む。

なので途中まで読んでそのままになっているものもしばしば。

 

そこでふと、図書館にある一度も開かれない本、という存在を思い浮かべます。

まちの小さな本屋さんでも、おうちの本棚のすみっこでも大丈夫です。

読まれるために作られて、誰にも開かれることなくひっそりと収まっている本の静けさ。

それはもう、死と言っても過言ではないのでしょう。

ところで人は何のために生きているのでしょうか。みんな、それを探しながら生きているのかもしれませんが、もしわれわれが何かの目的で作られて、われわれ自信がわからないまま生きているのだとしたら、それは、ひっそりと死んでいる本と同じなのかもしれません。

 

なんてことを考えながら、眠ります。